新学期となり、RaspberryPiを使った授業,クラブ活動,勉強会などの企画をなさる教育者の方々も多いかと思います。

合同会社もなみ屋では、そのような教育者の方々の教材作成をお手伝いをいたしたく,弊社製品「RaspberryPi対応GPIO変換基板キット」を数量限定でプレゼントいたします。 下記条件を満たす方で、弊社製品にご興味をお持ちの方は,ぜひご応募ください。

プレゼントの内容と当選人数

各1セットずつ。5名.

ただし、「RaspberryPi対応GPIO変換基板キット (ケーブル無し)」は,アウトレット品となります。 (アウトレット品は、基板等に小キズ等が認められたものです。審美上の理由で正規品としておりませんが,機能上の不都合はございません.)

プレゼントの送料は、弊社が負担いたします。

応募条件

下記条件の全てを満たすことが必要です。

  • 弊社からプレゼントをお届け可能な、日本の住所をお持ちの方(職場でも結構です)
  • プレゼントを用いた授業、クラブ活動,勉強会などの教材を作成検討中の教育者の方 教員免許の有無等の資格は問いません。教育機関でなくても、職場や業界の勉強会でも結構です. 今回は、教育目的に限ります。開発用途でのご応募はご遠慮ください.
  • 当選の際には、プレゼントお届け後 3ヶ月を目安に,400字程度の感想とプレゼントの活用に関する写真1枚をお寄せ頂き,弊社webページでの公開に同意頂ける方 公開の際、お名前やご所属については実名・匿名・ペンネームのいずれでも結構です。

応募の方法と期間

Googleドライブを用いた応募フォームをご用意いたしました。 4月20日00:00(日本時間)締切といたします。

選考と結果の発表

応募者多数の場合には、抽選と致します。

結果の発表は、応募フォームにご記入頂いたメールアドレス宛のEメールにてお知らせいたします。

PizzaFactory Tiny JTAG for Blackfin/Sharc (以下、PF-JTAG)はアナログ・デバイセズ社の文書EE-68に準拠したデバッグコネクタとなっています。

しかしながら、JTAG は IEEE 1149.1 という標準規格に基づくものですので,信号電圧等合致すれば,セミコンダクタメーカの別を問わずに接続できます。

一例として、PF-JTAG と Raspberry Pi ボードを繋ぎ,Linux 上から OpenOCD で接続する方法を概説します。

バージョン等

本稿で用いた Raspberry Pi ボードのリビジョンは 2 です。 リビジョン 1 ボードは、JTAG 関連のピン配置が異なりますので,本稿のとおりには動きません。

Linux は Ubuntu Linux 12.0.4.4 LTS を用いています。

結線

下表のように結線します。

JTAG端子名 Raspberry PiのP1端子のピン番号 PF-JTAGのピン番号
TRST 15 10
TDI 7 12
TMS 13 6
TCK 22 8
TDO 18 14

結線の様子

写真では間違いを避けるために、変換基板を用いています。 しかしRaspberry Pi の P1端子とPF-JTAG とを直結しても問題はありません。

OpenOCD のインストール

Ubuntu Linux は、apt のリポジトリに OpenOCD が存在します。 PF-JTAG は、回路的には oocdlink-s と等価ですので,ドライバは libftdi を用います。 よって、OpenOCD は,下記のようにしてインストールが可能です。

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sudo apt-get install openocd libftdi1

OpenOCD に与えるコンフィグレーションファイル

下記リストのようになります。

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interface ft2232
ft2232_device_desc "PizzaFactory TinyJTAG"
ft2232_layout oocdlink
ft2232_vid_pid 0x0403 0xbaf8
adapter_khz 5

# Broadcom 2835 on Raspberry Pi

telnet_port 4444
#gdb_port 0
#tcl_port 0

#jtag_khz 1000
adapter_khz 1000

#jtag_nsrst_delay 400
#jtag_ntrst_delay 400

if { [info exists CHIPNAME] } {
   set  _CHIPNAME $CHIPNAME
} else {
   set  _CHIPNAME raspi
}

reset_config none

if { [info exists CPU_TAPID ] } {
   set _CPU_TAPID $CPU_TAPID
} else {
   set _CPU_TAPID 0x07b7617F
}
jtag newtap $_CHIPNAME arm -irlen 5 -expected-id $_CPU_TAPID

set _TARGETNAME $_CHIPNAME.arm
target create $_TARGETNAME arm11 -chain-position $_TARGETNAME

このリストを、例えば raspi.cfg として保存し,下記のようにして openocd を起動します。

1
openocd -f raspi2.cfg

sudo は不要です。

OpenOCD の起動ログ

注意事項

本稿は、参考情報として掲示しております。 本稿を参照して作業をなさったことに起因して、お客様にいかなる損失が発生しても,弊社は責を負いません。

ブログ「DSP空挺団」にて、酔漢様がPizzaFactory Tiny JTAG for Blackfin/Sharcを用いてADSP-BF592のデバッグを行うための留意点を公開なさっています。

(リンク先にある「もなみ製ICE 刺身包丁」は、弊社取扱の「PizzaFactory Tiny JTAG for Blackfin/Sharc」の愛称です。)

注) 本エントリは、弊社製品をご活用頂く際の参考としてご紹介するものです。弊社は,リンクにてご紹介差し上げたコンテンツの正確性について,一切の保証をいたしません.

本日14:00(JST)から、ヘルプデスクサービスの緊急メンテナンスを行います。 同16:00(JST)には再開の予定です。

使用できなくなるサービスは下記のとおりです。

  • ヘルプデスクサービス Webインタフェース
  • helpdesk.monami-ya.com へのメール送信

ご利用者の皆様にはご不便をお掛け致しますこと、お詫び申し上げます。

合同会社もなみ屋(弊社)は、以前からオープンソース・ソフトウェア(OSS)を中心とした,ソフトウェアの保守に関するサポートを提供してまいりました。 このたび、サービス品質を向上させる目的で,ヘルプデスクサービスを立ち上げます。

ヘルプデスクサービスは、この分野の代表的なOSS製品である ORTS を基盤として,もなみ屋が培ってきた OSS 関連の知見を盛り込んだ改良版を用います。 この改良部分は、ORTS が設定している AGPL ライセンスに基づき,順次公開していきます。

弊社のヘルプデスクサービスは、以下の2つの機能を持ちます。

  • 弊社へのご質問(電子メール/FAX)と、その回答を蓄積するサポートデータベースとその Webフロントエンド
  • ヘルプデスクが収集した情報から、お客様との同意を頂いた上で固有の情報を除き,広く閲覧可能にするFAQデータベース

ヘルプデスクの URL は下記のとおりです。

https://helpdesk.monami-ya.com/

ご注意事項

本記事公開時点では、ヘルプデスクサービスはβ版です。 現在、弊社とのサポート契約を締結されているお客様は,もうしばらくの間,現行システムをご利用ください。移行の時期は,別途ご連絡差し上げる予定です.

また、 β版の期間は,ヘルプデスクサービスへの登録は無料で自由に行って頂けますが,正式版の公開に併せて,運用形態について見直しを行う可能性があります。予めご承知ください.

CQ出版社が運営している技術者向けWebサイト「組み込みネット」にて、弊社代表である邑中雅樹へのインタビュー記事が掲載されました。

インタビューは、新春特別企画として行われました。 弊社代表だけでなく、組み込み関連企業や団体の方々の様々な視点を綴った,読み切り連載となっています。 是非ご覧ください。

弊社で開発中のソフトウェアのうち、ビルド状況をを公開可能なものについて,Web上での公開を開始しています。

ビルド状況を公開しているソフトウェアのライセンスは様々です。 オープンソースライセンスが適用されないものも含まれます。 成果物がダウンロード可能になっている場合でも、その取扱にはご注意ください。

2014年1月9日追記

本サービスは、Microsoft社のスタートアップ向け支援プログラムBizSparkで提供された計算機資源を活用しています。 本サービスは、開発作業の一環であり,弊社の主要業務であるオープンソースソフトウェアのサポートや受託開発とは関係がありません。 (BizSparkは、Microsoft社が提供した計算機資源を,開発等以外の業務に活用することを禁止しています。)

オープンソース・ソフトウェアに関し、弊社への業務委託をご希望の方は,弊社の会社情報のページにある方法にてお問い合わせください。

圧倒的なコストパフォーマンスで大きな話題となっているRaspberry Piは、その拡張のためのGPIOが2列のピンヘッダとなっているため,ブレッドボードとの接続が難しく,ラピッドプロトタイピングの障壁となっていました。

このたび、合同会社もなみ屋は,2x13ピンヘッダから1x26ピンに変換する基板を作成し,必要なケーブルやコネクタを同梱したキットを作成いたしました。 基板にはユニバーサル部を用意し、簡単な回路であれば基板に直接実装することもできます。

キットは、Amazon.co.jp からお求め頂けます。